準 備
大縄つくり
  大綱は柱松を固定する直径約10cm、長さ約60mの藁縄(わらなわ)で、柱松一本に大綱が3本づつ必要です。
  雨に濡れたりすると使えなくなるので、ほとんど毎年一本は地区の持ち回りで作っています。
  この年(平成21年)は2月の厳しい寒さのなか、小祖生畑地区の皆さんが作りました。

藁を3つに分け、それぞれをねじりながら藁を足し、隣の人に渡していきます。
  手先に力の要る作業ですが、笑い声も聞こえ
  そうしているうちにだんだん大縄が伸びていきました。


先端の輪になったところは、やはり長老の出番。
  私は何度見ても覚えられませんが、
  長老は易々と作ってしまいました。

  う〜ん、どうやってたんだろう。


鉢(はち)つくり(平成22年8月)
  鉢は大きいのが直径約1.5m、中が1.2m、小が1mで、竹と麦藁(むぎわら)で作られています。
   平成22年は小祖生畑地区の担当、8月はじめの暑い一日でしたが鉢つくりの様子を追ってみました。
切り出してきた竹を切り割る準備をします。

慎重に8分割しています。

子供たちもお母さんやおばあちゃん達に教えてもらいながら、
  鉢に取り付ける麦わらの準備をしています。
リング状にした竹を3ヶ所取り付け、周囲に麦わらを取り付けていきます。
今日は気温32度、屋外の作業は体力が必要ですが、声を掛け合いながら着々と進んでいます。

子供たちも準備した麦わらを束ねて渡してくれたりして手伝ってくれました。

鉢の中心部分の麦わらを固定してほとんど完成です。

鉢(はち)つくり(平成23年8月)
  この年は西中地区の鉢つくり担当ということで、行ってみることにしました。

島田川の土手の上で、にぎやかな話し声が・・
  木陰を利用して風通しもいいところで作っているようですね。

こちらは子ども会が作っている、いちばん小さな鉢。
  おじさんに教えてもらいながら作っています。
  みんな、熱心に取り組んでいますね。

手前が小さい鉢、向こう側に高校生用の中程度の大きさの鉢が見えます。
  みなさ〜ん。 もう少しですね〜。

大人用の鉢。
近寄ってみるとけっこう大きいですね。 う〜む完成! かな

祭り当日(8月15日)の準備風景
祭り当日(15日)、朝7時から皆さん集まってきました。
  会長の挨拶や、今年の行事の安全と注意などを聞いて、
  気持ちを引き締めています。


藁縄や胴木、櫓(やぐら)などを会場に運び込む作業が始まりました。
  みんな、掛け声を掛け合いながら手際よく進めていきます。

盆踊り会場は櫓周りにたくさんの笹竹の飾りつけをします。
  子供たちも暑い中をがんばっていました。


松明(たいまつ:通称タイ)は、鉄のリング(昔は蔓で巻いたらしいが)に、
  よくヤニを含んだ松を割ったものを通し、
  蔓などの紐をつけています。
  
  本番ではこれに火をつけ、鉢に向かって投げ入れます。

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