今、前頭葉あたりです。
口に出るまでしばらくお待ち下さい

(2004/1/6) スタジオパークからこんにちは その3
「すごく力を入れてるんです!!」
力を入れて繰り返す上田アナに、ええとうなづくオダギリ氏。
「で、フレッシュなんです、この大河ドラマ。近藤勇は香取慎吾さん、土方歳三に山本耕史さん、沖田総司に藤原竜也さん。そして!近藤勇に忠誠を誓ってね、処刑直前まで行動を共にした斎藤一を・・・。」
ほーー最初からそういう設定だったんですねー。
ミステリアスな斎藤さんは作家さんによってキャラや設定がガラリと変わっちゃいますからねえ。
「剣の達人なんですよね?」上田アナの問いかけに
「剣の達人のハズですねー。あのー・・沖田総司に次ぐとか次がないとか言われてます。」
少なくともそんな『次いだりとか次がなかったり』なんて言われてません。
「あのーなんですか・・・酒を飲んだら暴れて斬る!みたいな。そういうキャラだとボクは思ってます。」
う〜〜〜ん、おかしいですねえ。思ってた割には全然そんな風に仕上がってないですよ。
というか逆に世間では「アイフル」だの「チワワ」だの言われてましたが・・・。
「どうですか?違いますか?」
ご本人にそう聞かれても両アナはアハハと笑うしかなく。
「視聴者的にはね、まだ番組を見てないから。」と上田アナ。
まあネタバレになってもいけないから、うかつには言えないですよね。
「そうですね。ぜひ見て頂きたい。」
とカメラ目線で言ってから自分自身にウケるオダギリ氏とそんなオダギリ氏を見てフフフと笑う小田切アナ。なんだか、まった〜〜〜〜〜りした空気が漂ってますよ。

「幕末っていう時代はオダギリさんにとってどういう・・・好きな時代ですか?」
放っておくといつまでも意味無く笑っていそうな男二人と違い、ビシリ!と進行する上田アナ。
「ぼくは好きな時代ですね。革命の起きた・・・・沸き立つ日本が・・・・・変わり・・・・・・・・・・・カタコトですね?ボク今。」
ええ、ええ。自分でも言ってて分かりますか?文章を組み立ててから喋ってください。
「言葉を繋いでゆっくりでいいですよ。時間はたっぷりありますから。」
NHKのアナからそんなアドバイスを受けるゲストは初めてですよ!子供じゃないんですから!!
小田切アナも上田アナの隣でにこにこと優しく見守らないでください。
「そうですね、生で一時間ありますから。
 えー・・・・・・・・・・(10秒)・・・・・・・ゆっくり過ぎましたね・・?」
ズッコケる両アナみたいな、まるで漫才。
わざとボケたオダギリ氏に
「その間(ま)で十分ですから。」と真面目で優しい小田切アナ。
「何の話でしたっけ?えっと・・・・幕末・・・幕末好きです。」
ありゃりゃりゃ、また振り出しに戻っちゃいましたよー。
「好きなんですよ。あのー日本がね、変化を求めたあの時代に生きる若者のぶつかり合い・・・みたいな。そういうとこが好きですね。」
出来るじゃないですか!でも生ですからね、編集できましぇん。
前半の5分間を返してください。

ちぐはぐなキャッチボールがなおも続きます。
「実際資料とか、お集めになりました?」
なんとか実のある話を聞き出したい上田アナ。
「ええ集めましたね。斎藤一と打って出てくるものは大体買い揃えて・・・。」
おお〜多分こういう話が欲しいんですよ!
「本とか普通読まないんですけど(えー!収録中本ばかり読んでたって聞きました)、頑張って買いましてほぼ読んでないです。」
ガクーーーーーー・・・どちらかというと読む方を頑張って欲しいんですけど。
「コンピューターの前に立つと買っちゃうんですね。みんな気を付けた方がいいですよ。
 いらないモンまで買っちゃうんですよ。それが現在の病というか・・・」
お〜〜〜い!!そろそろこちらへ引き戻してください!!上田さん!!!
「検索するといろいろ出てくるから気になりますよね?知らないことが書いてあるかもしれないと・・・」
「そうなんですよ。気になるだけで終わっちゃってます。」
せっかく上田アナが良いように良いように無理矢理解釈してくれてるのに。
「全く読まなかったんですか?全く??」
「あーちょっと読みました、最初の方。あの〜台本と違ったんですよ、江戸を追われるストーリーが。」
そうそう!そういう話ですよ!!!
「若干・・・、大幅違ったんですよ。」
寸止めを覚えなさーーーーい!!!
何を言い出すかと肩をすくめて笑う両アナ。
「三谷さーーーん、聞いてますかー?」とまだ余裕のある上田アナ。
「いやいや、そりゃもう三谷さんの脚本ですから僕らが演じるのは。三谷さんの歴史を僕らはやるべきだと。」
ああーとやっと納得の2人。
「・・・と、うまく自分に言い聞かせて、読まなくていいように自分を甘やかして結局読んでないです。」
正直なのが全ていいとは限りませんぞ。と、まあ多分これはちょっとエラソウに言ったことの照れ隠しだと。(ファン的には思いたい)
「三谷さん世界に浸かろうと?」
変化球どころか連続大暴投のオダギリ投手。名捕手もなかなかの苦戦を強いられています。

どこまでもつづく