私自身も試行錯誤をしています。色々工夫して作ってみて下さい。
1 材料
@ ボールペン(何でもよいようですが、インクがなくなったときに芯が交換できるようにペン先が外れることやAの後スイッチの取り付けが可能なことや使い心地を考えると、下記のものが最適でした。)
パイロット SUPER−GP 太さ0.5〜1.0 100円程度
※ 現在、この商品は作られておらず、入手困難です。
新しいタイプになって発売されていますが、形状がかなり変更になっていますので、代替品(キャップ式のもの)を探した方がよさそうです。
A スイッチ(ペンに取り付けられれば、マウスのスイッチをはずしたりした代用品でもOK。そうでなければ、パーツ屋さんで以下のものを購入します。)
プッシュスイッチ又はマイクロスイッチ(後のスイッチ用) 100円程度
※ タクトスイッチでもよいですが、ボールペンの後ろに取り付けやすいものを使います。
押した状態のまま○を書きますので、チャタリング(1度押している間にスイッチが離れて2、3度押したようになる)しにくいものを選びます。
タクトスイッチ(横のスイッチ用) 100円程度
※ 直接、親指の原の部分で押してみて、固くないものを選ぶと良いと思います。
B ホルマール(エナメル)線 40cm (太さは適当に細く。図は0.4mm。)十円程度
C マウス 1000円程度〜
何でも良い。スイッチが反応すれば中古や壊れた物でも可。
D 採点ペンからマウスまでのコード。3線又は4線のもの。100円程度
3線 イヤホンの延長コード(ステレオ用)等 --------- マウスの左ボタンと右ボタンの共通配線がある場合は線が3本で足ります。
4線 USBの延長コード等 ----------------------------- マウスの左ボタンと右ボタンの共通配線がない場合は4本必要です。
※
E ペンの後ろにつけるキャップ
鉛筆の先を保護するためのキャップです。採点ペンの後部分を保護するために使います。
2 必要な工具
@ヤスリ
A 半田ごて・ハンダ
B ホットボンド
3 作り方(製作時間1〜2時間)
@ ボールペンをけずり、横スイッチを取り付けられるようにする。
A 横スイッチにホルマール線を半田付けする。
B 横スイッチを取り付けてホットボンドで固定する。
C 後スイッチを取り付けてホットボンドで固定する。
(このとき、軸の中にペンのシンが通る穴が確保できていることを確認する)
------ D〜Jは、マウスの左ボタンと右ボタンの共通の配線部分がある場合の説明です。そうでない場合は、後スイッチと横スイッチを別々に配線します。-------------
D 横スイッチの1つの端子からきた線と後スイッチの1つの端子とコード(鉛筆のキャップを通しておく)の3線のうちの1つの線を1つにまとめて半田付けする。
E 後スイッチのもう1つの端子からきた線をコードの1つの線と半田付けをする。
F 横スイッチのもう1つの端子をコードの残りの線と半田付けをする。
G マウスの裏ブタをはずし、マウスの左ボタンの端子と右ボタンの端子の共通の配線部分にDからきた線を半田付けする。
H 左ボタンのGでない方の端子とEの線を半田付けする。
I 右ボタンのGでない方の端子とFの線を半田付けする。
J ペンの後部分にキャップを固定して完成。
ペン先を押すとマウスの左ボタン、横スイッチを押すと右ボタンを押したのと同じになれば成功です。
4 ワイヤレスの場合はこんな感じで配線します。