採点ペンの基本的な使い方



1 採点の音を出すためには、音の入ったフォルダ(saitensound)をCドライブにコピーしておきます。(採点するパソコンで、1回のみ実行します。)

  saitensound のフォルダごと C: ドライブにドラッグアンドドロップでコピーして下さい。

            


2 採点ペンのソフト(エクセルのファイル)を起動します。
  採点ペンのファイルをダブルクリックして下さい。

  
  上のような画面が出てきたら、マクロを有効にするをクリックします。
  するとファイルが開きます。

   などのボタンを押すと、
  セキュリティレベルが高すぎます と表示されたり
  このプロジェクトのマクロは無効に設定されています と表示されることがあります。
  これは、お使いになっているEXCELのセキュリティレベルの設定が高になっているからです。(Excel2002はこれが標準)
  この場合は、エクセルのメニューツールマクロセキュリティと進み、レベルを高から中に変えて、
  いったん終了し、再び採点ソフトを立ち上げて下さい。

3 減点方法を決定します。(A、B、Cのいずれかを選択します。標準はCです。)
  Aは、従来通りの設定で、横スイッチを押しながらペン先を押して△をつけると得点が半分になります。
  この方法は単純でとても良いのですが、配点が奇数の点の場合や部分点を細かくつけるのには向きません。
  Bは、減点スイッチがある採点ペンで採点する場合です。
  △をAと同じ方法でつけると、1点減点されます。さらに減点したい場合には、減点スイッチを押すと1点ずつ減点されます。
  Cは、従来の採点ペン(横スイッチのみついている)で、減点処理ができるモードで、お勧めです。
  △をAと同じ方法でつけると、1点減点されます。この直後は横スイッチを押すと1点ずつ減点されます。
  

  減点の処理をするときは、最高点の上の採点の所の点を見れば、実際に何点かわかります。
  また、部分点の表示は△ではなく、割合表示にすれば、それぞれの問いについて、何割の得点ができたか確認できます。
  
△→割合表示 のボタンを押す

  



4 配点を決めます。(○つけをした後で配点を決めたり、変更したりすることもできます。)
  赤い横の帯で示された部分に配点を入力して下さい。左端に合計がでるので、それを参考にしながら決めるとよいです。
  (配点を○つけをした後で決めた場合は再計算ボタンを押すことになります。)
  


5 問題番号を入力します。(なくても採点できますが、あった方が見やすい。)
  大きな設問番号、その下の設問番号、さらにその下の設問番号を例のように入力して下さい。
  

6 観点の番号を入力します。(なくてもかまいません。あれば、右端に観点ごとの集計と達成度が出ます。)
  観点の番号をつけた得点が、右端の観点の番号の所に集計され、達成度も出ます。
  


7 区切音位置の設定をします。(なくても構いませんが、あれば採点が正確で楽にできます。)
  ペンの誤動作で、○を1つつけたつもりがXが2つになっていたり、問題を飛ばして採点することもあります。画面を絶えず見ていればそれが防げますが、実際には答案用紙に注意が注がれています。目印になるような問題(解答用紙に目印をつけてもよい)の箇所で音が鳴るように設定できます。下の例のように音を鳴らせたい位置に適当な数字を入れてやります。((数字は何であっても同じ音です。空白が入っていても鳴りますので注意して下さい。)
  


8 達成度の色分けの設定をします。(初期設定(80%と50%)のままでも構いません)
  


9 採点開始
  ○×を入れるセルでマウスポインタをクリックして下さい。続いて、採点開始と書かれたボタンをクリックして下さい。すると、下のような画面が出てきます。(出てこなかったら、2の操作がうまくいっていません。)
 
   この画面の薄緑色の部分(赤枠内)にマウスポインタを置いて、ペンで○をつけます。
 すると、先ほど、クリックしたセルに○が入ります。
  1人の採点が済んだら、スイッチを長く押します。すると、ペン先が反応しなくなるので解答用紙に得点やアドバイスを記入します。
  2人目からは、1人目で停止した位置を覚えていますので、2人目の採点が終わったら自動的に停止になります。
a 画面左端の黄色の部分は、○や×などのコンピュータがした処理の表示です。
b 次の黄色の部分はその説明と次の操作の説明です。
c 次の赤枠の中には、○、△、×(実際には/)のつけ方が書いてあります。慣れるまで、よく読んで操作してください。
d 停止の後で、次の生徒にいく方法(スイッチを押したままペン先を押す)などは、bの黄色の部分に指示が出てきますので、よく見て下さい。
e ペンの持ち方とスイッチの押し方
  ペンはできるだけ立てて持った方が良いと思います。(中の芯が動き易い。)
      
  スイッチは親指で押せば、ペンを持ち変えなくても済みます。
  ペン先を押したままスイッチを押さなくてはいけない場合(下に示した場合)があります。少し慣れれば大丈夫です。
    △をつけるとき(得点が半分になります。1点ずつ減点する場合は下記に示した方法で行います。)
    停止の後で次の生徒に移るとき