演目紹介

小太刀 恵比須
三人による、小太刀の舞。
山代白羽神楽では舞の基本となるものであり、
子ども神楽でも練習に力が入る演目。
   
有名な七福神の中の一人。
(恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋)
古来豊漁の神として、あるいは航海の神として、
七福神の中では、商売繁盛にご利益があるとされている。
神楽では、釣りざおを持ち、鯛を抱えるおめでたい姿の舞。
結婚式、新築祝いなど、様々なお祝い行事に舞うことも多い。

 
    
三鬼(さんき)
ある目標を達成させようとする太夫と、その闇に隠れた欲望が争うという悪魔祓いの舞。
目標達成途中、困難や苦悩により様々な誘惑に誘われ、一時的な快楽を求めてしまう気持ちを鬼に例え、太夫はその欲望である鬼と争い、最後には打ち勝つことができる。その後はより強い思いを持ち目標を叶えることができるという、人間の心の問答を神楽化したものである。
目標となる的を月に例えたり、取り組もうとする意欲を弓に見立てるなど、それぞれに深い意味合いが込められている。
北中山子ども神楽では、白羽神楽の力強い舞に加え、子どもならではの表情・可愛らしさで表現している。