1980年11月25日(火曜日) 中国新聞

拝殿修復祝い
神楽団が競演



老朽化した
拝殿の修復を祝う
生見八幡宮の神楽舞大会

 老朽化による修復工事を進めていた玖珂郡美和町生見、生見八幡宮は、24日、境内で完工記念の神楽舞大会を開いた。
生見八幡宮は32年に改築されたが、最近、拝殿の雨漏りが起きるなど老朽化したため、屋根のふき替え工事に着手。合わせて社務所の改築工事もした。
 この日、八幡宮の参道には露店がズラリと並び、多くの参拝客が詰めかけた。新しい屋根がわらがひと際映える拝殿のそばでは、特設の舞台が設けられ、次々と神楽が披露された。
 地元生見地区の金山神楽団の「神殿開き」を皮切りに玖珂郡錦町の向峠神楽団、広島県山県郡筒賀村の梶原神楽団など五市町村から集まった十団体の神楽競演となった。
 舞台の前は老人から子どもまでゴザの上に座っての鑑覧。あふれた人たちは拝殿廊下まで鈴なりになって『むら祭り』を楽しんだ。神社側では、この日の人出をを述べ約3000人と話しており、『先月の秋祭り以上』と喜んでいる。

出演演目及び団体名
1、神殿開
2、すすはき
3、芝鬼神
4、鐘馗
5、塵倫
6、葛城山
7、那須野ヶ原
8、塵倫
9、大江山
10、八岐乃遠呂智
(金山神楽団)
(駄床神楽団)
(釜ヶ原神楽団)
(向峠神楽団)
(抜月神楽団)
(梶原神楽団)
(谷和神楽団)
(木野神楽団)
(山代神楽本谷保存会)
(山代白羽神楽保存会)