2008年12月2日(火曜日) 中国新聞

刀巧みに
2本の刀を巧みに操る。
勇壮でスピード感あふれる舞で
観衆を魅了した「日本刀」
受け継ぐ
浅畑会長から、
日本刀の舞い方を
教わる長川さん。
熱い思いも
「伝承」されていく
子どもも
ちょうちんや短冊で
飾られた華やかな舞台。
「北中山子ども神楽」
のメンバーも本番で
鬼に扮し子どもたちに
近づく舞い手

泣き笑い
「怖くないよ。将来は神楽を舞ってね」
本番で鬼に扮し
子どもたちに近づく舞い手

復活の舞
美和・白羽神社50年ぶり神楽
 岩国市美和町二ツ野地区の白羽神社。地区に伝わる神楽舞「日本刀(にほんぎ)」が50年ぶりに境内の舞台に躍った。11月上旬の秋祭り。復活の舞を歓声と拍手が包んだ。
 舞い手は施設職員巻郷満さん(30)、保育士長川健二さん(26)、農業蔵本三四郎さん(22)の3人。山代白羽神楽保存会の浅畑彪会長(75)らが勇壮な舞を伝授した。
 小学生時代から別の演目を舞い、神楽に親しんできた3人。地元の小中学生らでつくる「北中山子ども神楽」も指導し、熱い思いを込めアドバイスをする。伝統の舞が次世代へ受け継がれていく。  (写真・宮原滋、文・川村奈菜)