(しばきじん)

邇邇芸命(ににぎのみこと)の子どもにあたる、
火照命と(ほでりのみこと)と火遠理命(ほおりのみこと)が問答で争う舞。
兄の火照命は気性も荒く、金銀財宝を持ち、鬼人荒平とも呼ばれる。
一方、弟の火遠理命は人情も厚く、人徳高い人柄。
ある時、火照命の財宝(芝と呼ぶ)の一部が盗み取られ、辺りを探すが財宝は見当たらず、荒れくれ果てていた。
この狂態を火遠理命に諭され、争いになるが、最後は兄が改心し、天下泰平となる。

登場人数 2名
採物 火遠理命(鈴・大幣・刀)火照命(鬼神杖・扇子)
衣裳 火遠理命(烏帽子・水干・陣羽織・袴)火照命(四天・胸当・袴)