大江山
(おおえやま)

一条天皇の御代、丹波の国大江山に、酒呑童子という鬼が多くの配下を従えて岩屋に立てこもり、
都はもとより、近隣の庶民を苦しめ、数々の悪事を働いていたため、帝は源頼光に鬼退治を命じる。
源頼光は、坂田金時ら四天王と大江山に向かい、
その途中、住吉大明神が現れ、鬼の魔術を解く一策を授けられる。
鬼たちは、都でさらった姫に酒を盛らせ、
都から来たという客人にもらった酒(実は住吉大明神から授かった神酒)をむさぼり飲み、たちまち酔いつぶれる。
そこへ頼光らが現れ、鬼たちの変化の術も神力で解け、
激闘の末討ち取り、都へ引き上げる。

登場人数 9名
採物 鬼神杖・斧・弓・扇子・刀・徳利杯・紙糸・花火・煙幕
衣裳 狩衣・四天・肩切・小袖・打掛面・黒熊・しゃ熊・烏帽子