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「山代」という地域は、山口県岩国市のほぼ北半分を占め、歴史的に呼ばれている。
広島県、島根県に接し、上流には寂地峡などの景勝地があり、
下流には錦帯橋が架かる県下一長い清流錦川が貫通している。
さらに、絶景の弥栄峡や羅漢渓谷を有する小瀬川は、広島県境を流れる。
近くには山陽自動車道・中国自動車道や、山陽新幹線が通り、世界遺産の宮島や広島も近い。
各地から縄文式や弥生式遺跡が出土しており、
平家伝説や戦国合戦あるいは幕末維新などの史跡も残っている。
豊かな山の幸にも恵まれた里山風景が人々を魅了する。
寂地峡 (じゃくちきょう) |
・西中国山地国定公園の一部で、県下最高峰寂地山(1337m)のふもと。 ・全国名水百選(寂地川) ・日本の滝百選(五竜の滝)寂地川に削られ200mの断崖絶壁から五段になって流れ落ちる渓谷。 ・自然を満喫できるキャンプ場もある。 |
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弥栄峡 (やさかきょう) |
・山口県指定名勝地。 ・鬼面岩(流水の浸食作用でできた奇岩怪石) ・屏風岩(屏風のようにまっすぐ切り立った岩) ・おう穴(川床の岩石の窪みに入った石が渦状に回転して削られて出来た穴) ・亀岩(大きな亀が居座っているかのように錯覚してしまう岩) ・家族やグループで楽しめる弥栄キャンプ場や、自然を満喫できる遊歩道などあり。 |
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木谷峡 (きだにきょう) |
・平家ケ岳から流れ下る木谷川にあり、平家の哀しい伝説が残る峡谷。 ・もみじ峡とも呼ばれ、紅葉が美しことで名高い。 ・紅葉狩りの季節は、多くの観光客でにぎわう。 |
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錦川 (にしきがわ) |
・流域面積501km2、流路延長110.28km、県下最大の河川である。 ・宇佐川など39の支流を合計した錦川水系では、河川延長331.93km、流域面積884.9km2である。 ・錦川沿いを錦川清流線が走る。 ・ラフティング(ゴムボートでの川下り)や、カヌーも体験できる。 |
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弥栄ダム 弥栄大橋 |
・山口県と広島県の県境を結ぶ橋・ダム。 ・名勝弥栄峡と名峰白滝山の絶景をバックにした長大鋼斜張橋。 ・弥栄湖には豊富な魚類が生息しており、釣り客も多い。有名人も釣りを楽しんだという話も。 ・付近には、レストラン・土産品売場・パークゴルフ・カヌーなどあり。 ・パークゴルフ場は、西日本初の本格的なパークゴルフ専用コース。誰でも気軽に楽しめる。 ・レンタルカヌーは、種類も豊富で、シーカヤック、カナディアンカヌー、リバーカヤック、フリッパーなどがある。 |
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羅漢山 (らかんざん) |
・1109m ・県立自然公園がある。らかん高原には、人工スキー場、林間すべり台、バンガロー、レストランなどがある。山頂にある展望台では、瀬戸内海や、四国の山々が望める。 ・毎年6月上旬には赤、白、ピンク色のレンゲツツジが咲き、訪れる人々の目を楽しませてくれる。 |
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白滝山 (しらたきやま) |
・海抜約458mで花崗岩の巨大な岩塊。山口県百名山の一つ。 ・古来から豪雨のとき、削り取ったような急峻な岩肌を、白く輝いて滝のように流れる水を見て呼ばれるようになったとのこと。 ・付近には、大師山八十八ヶ所もあり。 |
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岸根栗 (がんねぐり) |
・平家の落人が農民に栽培法を教えたといわれている。 ・まろやかな味わい、大粒で風格のある果形と気品高い香り。 ・一個、大きいもので、約60グラム。 ・栗焼酎としても人気。 |
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生見八幡宮 (いきみはちまんぐう) |
・岩国市指定文化財 ・文化8年(1811年)大雨による社殿大破のため改築に取り掛かり、文化10年に竣工する。改築後は建物本体の一部、屋根裏の補修が行われたのみで保存されており、伝統的な木造流造三間社造りの特色を残している。 ・狛犬は神社の入口や社殿の前に置かれ、悪魔祓いや災危防除の役目をしたといわれている。銘文によればこの像は貞治5年(1366年)に神主教一が願主となって造進したとされている。彫法は素朴な地方作であるが銘のある狛犬としては県下で珍しく古いものである。 |