(2004/1/6) スタジオパークからこんにちは その7
「「や、母親ね〜ちょっと面白いんですよ。」
上田アナの質問を受けて今にも吹き出しそうな顔で答えるオダギリ氏。
「最近面白かったのはねぇ・・・・・・・」
今までになく積極的に話題を探しています。
あごの辺りの無精ひげをしきりに触りながらマイペースで思い出すしぐさは本当に斎藤さんそのもの。トーク中のオダギリ氏を見ていると「斎藤さん」が出てきたり、言い方が「五代君」だったり、いままでの役柄は全部オダギリ氏本人から出た彼自身なんですねえ。
「メールとか結構面白いんですよ。」
うししし、話したくてたまらなそう。
「あの〜絵文字を間違って使ってるんですよね。」
話しながら思い出し笑いをするオダギリ氏。
「ここにハートマークかよ!!みたいな・・・」
両アナが思わず吹き出し、静かだったスタジオ内に笑いが。
「あの〜ええ、結構面白い打ち方をするんですよ、ぼく宛に。」
『結構面白い』を繰り返すオダギリ氏。
30前の男に「一生懸命喋ってる」も何もないもんですが、まさにそう言う感じです。
「悲しい内容の最後にハートマークとかついて。『オラー!ここは違うだろ!!ハートじゃないだろう、涙だろ・・・みたいな・・・』
なかなか面白いんですよ〜と「面白い面白い」言い過ぎ!
もうその面白さを伝えたくて仕方ないんですねえ。
日本語を習いたての人のように後からとぎれとぎれに言葉を足していくオダギリ氏。
私が英語を喋るとネイティブの人から聞くとこんなんでしょう。
「面白い母親」を自慢したいんですけど、照れくさいし上手く伝えられないし・・・。
ああ!斎藤さん!!!!!(違)
「メールの途中で切れてたりするんですよー。文、最後まで打てよ!と。
『今週のなんとかっていう雑誌にあなた』・・・で終わったりするんですよー。それが面白いんですよね〜。」(これくらいさっきの番宣で饒舌だったらなぁ)
紅潮しながら嬉しそうに話すオダギリ氏にアナ2人も嬉しそう。
「気になりますよね。」
「気にさせますよね。ええ。」
「マイペースなお母さん。で、息子さんもマイペース。」
上田アナの言葉にアハハと笑い
「でも母親の血はもらってる気はしますねえ、いろいろな所で、ええ。」
ウッワァーーー、うらやましいよーーーー!!!
男の子ってこんなに母親が大好きなんですか!?
以前も賞取りには興味が無く、「誰に評価されなくても母だけに分かればいいんだ(ものすごい意訳)」
みたいな、ちょっと聞けば究極のマザコン発言をしとりましたが、オダギリジョーという人にとっても、オダギリジョーという俳優にとっても、お母さんは何があっても最後まで自分の方へいてくれる唯一の存在、自分の核となりうる人なんでしょう。
だから演技に対して自由で強くいられるんですねえ。
ああ、いいなあ母親って。
つづく。
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