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下半身は田口君、上半身は霧山クン、
足りない部分は想像力で補ってください。
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[時効警察]第4話
「犯人の575は崖の上」
ああーーなるほど〜〜・・・。ぴあでオダギリ氏が言っていた
「回ごとに霧山が違ってもいい。最終的には霧山がメガネと制服を着ていればいいんじゃないですか。」と言う事がやっと実感できたような気がします。
やっぱり3人3様の世界がありますねえ。ホント面白い!!!
前回は初見の三木風時効警察の世界を引きずったままだったため、岩松風時効警察に正直戸惑いと違和感を少々感じておりましたが、「これは実験的なドラマなんだから・・・」とかいう納得の仕方ではなくて、今回は積極的な面白さを感じました!ギリギリ霧山らしさ、三日月らしさ、その他のキャラの「らしさ」を残しつつ、ちゃんとそれぞれの演出家達のキャラを演じ、楽しめる俳優さん達はスバラシイですねえ。他の演出家の方の時効警察も楽しみになってきましたよ〜!
で、園子温監督風霧山は お調子者>ユルユル な奴でした。園監督の作品は「夢の中へ」しか見たことがないんですが、ご本人のぶっ飛んだイメージとは全然別の真面目で分かりやすい笑いにちょっとビックリしました。案外テレビドラマやバラエティにも向いてるんじゃないでしょうか。ちょっと浮世離れした感のある霧山君が女性にのぼせ上がっている様子は実に面白かったんですけど、最終的にはこれも「のぼせたフリをした」と言うことだったんでしょうねえ。そうするとその演技にホイホイ乗っかってくる同僚達や旅子(永作博美)を何食わぬ顔をして見ていた彼はああ見えて相当意地が悪いですよ。
昼間職場で机に上って寸劇が始まってもダレも止めないどころか見学者が集まってきたり、十文字クンあたりは無駄にメモをつぶす奴だったり、ここから流行語が広まったり、時効課は窓際職かと思いきや意外にも署内の憧れの課であったことが判明いたしました。
とうとう温泉地で一晩同じ部屋に泊まるという超荒技に出た三日月君ですが、本当に気の毒になってきました・・・。お約束の霧山君の推理が始まり、メガネが隣のおばさんに渡されたあとで、慌てて「私の!」といって受け取った三日月君の健気さには涙が出て参りました。オダギリ氏は何故こうも女心に疎い役が上手いんでしょう。来週は事件解決の真相を探るため、無理矢理キスシーンを絡めるようですので今後2人の恋の行方も(というか三日月君独り相撲気味)大変気になるところです。
さて、今回一番の私の笑いどころは頭を打って動けなくなった湯舟を「ここから落とそう!」と監督が提案したときスタッフ一同が少しも躊躇することなく「はい!」と殺人に同意したことでありました。そんな爽やかに声を合わせられても・・・。その後力まで合わせてポイッと崖から湯舟を落としたシーンでは大笑いしてしまいました。殺人シーンで大笑いしたのは初めてでございます。きっと園監督自身がこれまでに『こいつをここから落とそう!』と思った経験が何度かあったのでしょう。
しかし「サスペンス」+「温泉地」+「入浴シーン」=「若い女性」という公式を破ってくれた園監督には心から拍手と感謝の気持ちをお送りしたいと思います。う〜〜んツッコミどころ満載な回だ。また帰宅後見直そう!!
つづく
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